松本絢子



<作品紹介>

“ある日、ある風景に魅かれてカメラに収めた。目の前の風景に心動かされた理由を、その瞬間には言葉にできなくても意識としては明確だった。
しかし、持ち帰って紙に印刷された風景の写真は、あの時の私の思いをかき消すほどの情報で埋め尽くされ、実際の風景とは程遠いものとなってしまっていた。
散漫になったものをもう一度明快にするために、その風景を意識と共になぞっていく。意識を明快にしていくと、自然と排除されるべきものは余白へと沈められていく。
しかし、余白であっても空白ではない。
描かれていなくても、そこには確かに存在していた風景がある。
小説や詩を読んで、そこに言葉として書かれていない「外景」を感じ取るかのように、余白に風が通るようなものを見たいと思う。


<作家紹介>

松本 絢子 MATSUMOTO Ayako

1985 大阪生まれ

2007 京都精華大学芸術学部造形学科洋画専攻卒業
2009 京都精華大学大学院芸術研究科芸術専攻修了

主な展覧会

2008
「The bright lines」、京都精華大学7−23Gallery
「越える先の空白」、galerie16、京都

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