外山 央| perception


<作品紹介>

「見かけ上の現在(specious present)」とは、主観的な現在である。たとえば、現在として認識される場合、そこにはいくらかの幅が存在する。そして、それは客観的な現在とはいえない。幅があるということは、どれほど微小な瞬間であっても、そこには未来と過去が存在する。人間の心の動きが、実在において過去・未来を内包し、一定の持続を含んだ「現在」が作り出される。
展示空間に、ある一定の間隔で繰り返し記録されたイメージを積み重ねることにより、「現在」の連続した記録の結果、つまり、ある一定の「時間」というものを目に見える形で提示する。そして、鑑賞者は、それらをあらゆる感覚情報によって自覚的な体験として再構成することで、知覚的に捉えることになる。
時間は定着される事によって、あたかも客観的な時間の中での「過去」として実在しているように認識されるが、それらは主観的な現在の連続に過ぎない。

映像+写真+音響による“時間”を巡るインスタレーション作品を展示いたします。

<作家紹介>

外山 央 HIROSHI Toyama
1981年生まれ。2005年よりグラフィック・デザイン、webデザイン、映像+音響によるインスタレーション、ライヴなど様々な表現方法を用いて活動を行う。

- 主な作品 -
"Exhibition In The Room"(映像+音響によるインスタレーション、ギャラリーそわか、京都、 2005)
"Calendar for 2006"(アートスペース虹、京都、2005)
"SUBetw"(VJ、クラブメトロ、京都、2006)
"京都フランス音楽アカデミー Web Site"(デザイン、関西日仏学館、京都、2006)
"coco.org live"(ライブ、京都大学桂キャンパス内ローム記念館、京都、2006)
"小川信治ー干渉する世界ー"(エディトリアルデザイン、国立国際美術館、2006)
"折元立身の仕事 WORKS OF TATSUMI ORIMOTO" (ブックデザイン、青幻舎、 2007)
"patchware on demand"(ライブ、intextとの共作、クラブメトロ、京都、2007)
"Taro Bove official Web Site"(デザイン、2007)
"村上春樹 書籍表装展"(ステムギャラリー、大阪、2007)
"金沢21世紀美術館 研究紀要 issue 04/2007"(デザイン、2007)
など。

展示風景perception - 展示風景はこちらよりご覧頂けます。