REM SKETCH  |魂戯れの記憶の記録


<紹介文>

AD&A gallery3回目の企画展では『記録と記憶』をキーワードに映像を製作しているチーム、REM SKETCHをご紹介致します。

REM SKETCHは、新しい記録映像のあり方を探る映像製作チームです。今回、京都造形芸術大学 舞台芸術研究センターより、舞踏集団大駱駝艦による舞台作品「魂戯れ(たまざれ)」の映像記録を委嘱され、「魂戯れの記憶の記録」を製作しました。この作品では、コラージュ的手法が大胆に用いられています。舞台で流れていた時間、シーンは細かく分断され、すべてのシーンが「動く壁画」のようにひとつの画面上で展開されていきます。5台のビデオカメラにより収録された、舞台公演「魂戯れ」の1時間半の映像から、各場面のダンサーの一人一人、一コマ一コマを、特殊な画像ソフトを用いて切り抜いていく、という膨大な作業には、5ヶ月を要しました。ビデオインスタレーションという形体をとり、ループで上映されるこの映像は、曼陀羅壁画のようにも、動く掛け軸のようにも見えます。従来の上演記録ビデオでは体験できなかった、クリエイションとしての記録、公演時には見えなかった作品の別の側面を、映像の中で追求した作品です。「記録された舞台」と「記憶された舞台」、双方を検証し再構築することで、舞台芸術作品の「記憶と記録」における可能性を探求したアート・ドキュメント作品です。

<作家紹介>

REM SKETCH

2002年より舞台芸術研究センター主催の上演実験シリーズの映像記録を担当する。公演内容に合わせて、さまざまな実験的手法を用いながら、舞台映像記録及びアーカイブの可能性を探求している。映像記録作品『魂戯れの記憶の記録』の特殊編集は、木村隆志・上峯敬・今尾日名子の3名によって制作された。

<関連リンク>

REM SKETCH

展示風景魂戯れの記憶の記録 - 展示風景はこちらよりご覧頂けます。